宝塚歌劇雪組 東京宝塚劇場公演『JIN-仁-』/『GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-』/東京宝塚劇場 [演劇]

「星の王子さま」の世界を描く、宝塚花組『サン=テグジュペリ』東京公演開幕 [演劇]

花組公演『サン=テグジュペリ』『CONGA!!』が、9月14日に東京宝塚劇場で開幕した。
icon宝塚大劇場での勢いはそのままに、芝居はより深く、ショーはよりパワフルに、ブラッシュアップされた印象だ。開幕直前には、主演の花組トップスター蘭寿(らんじゅ)とむとトップ娘役の蘭乃(らんの)はなの会見も行われた。

『サン=テグジュペリ』は、「星の王子さま」で知られる作家で操縦士のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(サン=テックス)の半生が、妻コンスエロとの愛と別れ、飛行士仲間との友情を通して描かれる。蘭寿は、「目に見えない大切な物を感じて、温もりと笑顔のあふれる世界を描きだしたい」と話す。

台詞に、内藤濯(ないとう・あろう)の名訳で知られる「星の王子さま」の言葉が散りばめられているのも話題で、印象に残る台詞として、蘭寿は、主人公が星の王子さまの言葉を借りて妻に語りかける言葉を挙げた。「“ねえ、僕の花、僕、あの花にしてやらなくちゃならないことがあるんだ。本当に弱い花なんだよ。本当に無邪気な花なんだよ”という台詞に、サン=テックスのコンスエロに対する思いが詰まっていると思うので、大事に噛みしめて伝えたいですね」。

マヤ族の血を引くコンスエロは蘭乃。彼女が最後に言う王子さまの有名な言葉、“たいせつなものはね、目には見えないんだよ”を一番としながらも、「“トニオは死んだのではありません。彼の星に還ったのです”という台詞も印象的で、そう信じている所に、彼女の生命力や大人になりきれない子供の魅力を感じます」と語った。

「今の花組メンバーでしか生まれない魅力を観て欲しい」と蘭寿が力を込める『CONGA!!』は、ラテンのリズムが響く情熱的なショーだ。中でも蘭寿が好きだと言う「第三夜マチョ・ロマンティスモ(野郎のロマン)」は、ANJU(安寿ミラ)が振り付けたカリブの海賊の場面で、荒くれ男たちが色気たっぷりに踊る。

「最後は1列になってドッと前に押し寄せるのですが、大劇場ではお客様が勢いに圧されて後ろに引くほどで(笑)、暗転を食うように拍手をいただいたんです。東京でも、“花組の男役ここにあり”という感じで男臭くやりたいと思います」。

蘭乃も、自分は出ないが、この海賊の場面は大好きだそうで、「お稽古場ではキャーキャー言いながら(笑)、ファンに戻った気持ちで観ていました。花組の男役さんのカッコよさがあふれ出る場面なので、お客様にも一緒に盛り上がっていただきたいです」と話した。ダンスの得意な花組らしい躍動感みなぎるステージを楽しみたい。

公演は10月14日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。チケットはこちらから
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佐藤隆太、大暴走する“四谷怪談”で全身全霊の長ゼリフ [演劇]

橋本治作、蜷川幸雄演出による“騒音歌舞伎(ロックミュージカル)”『ボクの四谷怪談』が9月17日に東京・シアターコクーンにて開幕した。
icon橋本が36年前に勢いのままに書き上げて封印していた怪作を、蜷川が恐るべき嗅覚で発掘し、上演を実現。鶴屋南北作『東海道四谷怪談』の確かな枠組みから自由奔放に暴発した作品世界の中、佐藤隆太を始めとする豪華すぎる出演陣が鈴木慶一の音楽に乗り、小気味よい狂騒を繰り広げる。奇妙奇天烈なパワーが爽快感を呼ぶ舞台だ。

開かれた定式幕の向こうにあるのは「昭和51年にして文政八年、さらに元禄十四年であり、しかも南北朝時代」という設定だ。蜷川はそのハチャメチャなカオスをオーバーチュア(序曲)できっちりと提示する。歌舞伎さながらの扮装で見得を切る登場人物たちが、一瞬にしてジーンズ姿へ変身。されど腰には刀あり。70年代ファッションが当時のロックの匂いを助長する。この舞台の主人公、民谷伊右衛門(佐藤)は主義主張の見えぬ、つかみどころのない男として登場する。前半の軽快なリズムを作るのは、伊右衛門に天真爛漫な愛をぶつけるお梅役の谷村美月と、お梅の父の伊藤喜兵衛に扮して熟練の怪演をみせる勝村政信のふたり。谷村の自己中心的純愛、可憐な小悪魔ぶりが面白い。佐藤が、周囲の雑音に巻き込まれているようでわが道をゆく伊右衛門の秘めた芯をのぞかせ、後半へ向けてじっくりと感情を吐き出していく様を巧みに表現。そんな伊右衛門の対極にいるのは「俺には生き甲斐がある。お前にあるのか!」と暑苦しく迫る与茂七(小出恵介)だ。敵討ちという“正義”に向かいながらも狡猾な匂いをふんだんに振りまく小出与茂七の、妖しい魅力がおかしさを生む。

二幕に入ってお岩役の尾上松也、伊右衛門の母・お熊役の麻実れいなどが登場して支柱がさらに定まり、騒音に拍車がかかる。とくに歌舞伎への敬意を蜷川から託された松也が突出した存在感をみせ、美声で魅了する。〈三角屋敷の場〉でのお袖(栗山千明)と直助(勝地涼)のラップ競演は愉快な見どころだ。そしてクライマックス、台本8ページ分ともいわれる佐藤の独白シーンでの熱演は圧巻のひと言。一瞬、得体の知れぬ感動にとらわれそうになるが、ラストは「野暮な解釈はいらない」とばかりにキャスト全員がエネルギーを放出し切る、熱量がピークに達するエンディング。大暴走する四谷怪談は上演時間3時間半弱(休憩2度あり)。見終えてまずは呆然、その後にあっぱれな清々しさが後を引く衝撃作だ。

10月14日(日)までシアターコクーンにて上演された後、10月19日(金)から22日(月)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて公演が行われる。
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三浦春馬、初の新感線&初の劇場に「めちゃめちゃ上がります!」 [演劇]

劇団☆新感線 SHINKANSEN☆RX「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII」
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古田新太扮する大泥棒・石川五右衛門を主人公に据えた、劇団☆新感線の『五右衛門ロック』シリーズ。2008年の第1弾『五右衛門ロック』では南の島で大暴れ、2010年の第2弾『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive』ではヨーロッパの大海を舞台に女海賊と渡り合った。そして第3弾『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII』が12月にお目見えする。この冒険活劇で、新感線初参加を果たすのが三浦春馬だ。

「出演が決まってから『シレンとラギ』(新感線の2012年春興行)を観たんです。新感線の舞台には鳥肌が立ったり、圧倒される場面がいくつもあるんですけど、それを自分がお客さんに投げかけるんだって思うと、いつもとは違う、言葉では表せないような高揚感がありました」。

これが三浦にとって3度目の舞台。過去2作は、所属事務所の先輩、岸谷五朗と寺脇康文が主宰する演劇ユニット“地球ゴージャス”への参加だ。「僕はまだまだ自分のことしか考えられてないのかもしれないんですけど、本番が始まると毎日が全力、という感じ。どうしたって自分の本気が溢れてきて、いつも熱い、テンションの高い状態でいられるんです」。今年春に出演した『海盗セブン』の劇中、ダンスや歌を披露するソロパートでは、「ここはNYなんじゃないか?」という歓声に包まれたことも明かす。「すっごい気持ちよかった。(舞台)袖に引っ込んで、泣いたのか泣きそうになったのか自分でもわからないぐらい。毎回、かけがえのないものをお客さんからいただいていた気がします」。

三浦にとって初めての客演。「ゴージャスで教えてもらったことを出して、一生懸命羽ばたきたい」と意欲をみせる。今回三浦が演じるのは、明智心九郎という京都所司代盗賊目付にして、五右衛門に対抗する名探偵的な役どころだ。「“ずっと味方だぜ!”みたいに五右衛門を慕う子分を想像してたので、年齢は下でも五右衛門と対等な役は意外でした。あと、蒼井優さん演じる女盗賊に恋される役らしいから、稽古場で優さんをげんなりさせないよう、言動には気をつけます」とはにかむ。「殺陣はすっごい楽しみ。事前に自主練習したいって劇団関係者に確認したら、“変なクセがついても困るからやらないで”って答えでした(笑)。とりあえず、やる気あります!ってことは伝えました」。

今作を上演する東急シアターオーブは7月に東京・渋谷にオープンしたばかり。大阪の会場も4月にオリックス劇場へと生まれ変わった。東西大劇場の真新しい舞台に立つことに「めちゃくちゃ気持ちが上がりますよね!」と目を輝かせる。「僕、オープン前のシアターオーブの前まで行ったんですよ!エントランスのガラス張りの窓から渋谷の街が見渡せて、これはお客さんが入口から、異空間に連れていかれるんじゃないかな。舞台への期待感が大きくなる劇場だと思ったし、そこに立つのが待ち遠しいです」。

公演は12月19日(水)から2013年1月27日(日)までシアターオーブにて、2月6日(水)から28日(木)までオリックス劇場にて上演される。

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劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎「シレンとラギ」(青山劇場) 2012/5/24(木) ~ 2012/7/2(月) [演劇]

藤原竜也の劇団☆新感線への初出演が実現。人気シリーズ「いのうえ歌舞伎」で、永作博美とともに主演を務める。劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎「シレンとラギ」
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公演期間
2012/5/24(木) ~ 2012/7/2(月)

会場
青山劇場 (東京都)

出演者など
[劇作・脚本]中島かずき [演出]いのうえひでのり [出演]藤原竜也 / 永作博美 / 高橋克実 / 三宅弘城 / 北村有起哉 / 石橋杏奈 / 粟根まこと / 高田聖子 / 橋本じゅん / 古田新太 / 他

劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎「シレンとラギ」
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松竹大歌舞伎 義経千本桜(春日井市民会館) 2012/7/14(土) [演劇]

松竹大歌舞伎
icon義経千本桜

公演期間
2012/7/14(土)

会場
春日井市民会館 (愛知県)

出演者など
[出演]尾上菊五郎 / 尾上菊之助

3月22日よりチケッチ発売。
松竹大歌舞伎のチケット
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道化の瞳(サンケイホールブリーゼ)2012/4/30(月・祝) ・ 2012/5/1(火) [演劇]

極上のエンターテインメントショーを創り続ける玉野和紀の作品の中でも、 「もう1度見たい!」という声が最も多いのが、この道化の瞳です。
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公演期間
2012/4/30(月・祝) ・ 2012/5/1(火)

会場
サンケイホールブリーゼ (大阪府)

出演者など
[出演・劇作・脚本・演出・振付]玉野和紀 [出演]屋良朝幸 / 彩吹真央 / 保坂知寿 / 小堺一機 / 小西遼生 / 原田優一 / 佐々木喜英 / 桐生園加 / 美羽あさひ / 佐藤洋介

先行抽選受付中です。
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ネオロマンス・フェスタ 遙か祭2012(パシフィコ横浜 国立大ホール) 2012/3/10(土) ・ 2012/3/11(日) [演劇]

ネオロマンス・フェスタ 遙か祭2012
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いざ幕末へ! 神子(あなた)を待つ邂逅(であい)の宴(とき)
初の『遙かなる時空(とき)の中で5』オンリーイベント、開催!

公演期間
2012/3/10(土) ・ 2012/3/11(日)

会場
パシフィコ横浜 国立大ホール (神奈川県)

先行抽選受付中です!
ネオロマンス・フェスタ 遙か祭2012のチケット
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「シダの群れ 純情巡礼編」(シアターコクーン)2012/5/4(金・祝) ~ 2012/5/27(日) [演劇]

「シダの群れ 純情巡礼編」
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前作の舞台、志波崎組は跡目争いに端を発し、敵対する増岡組との間で抗争が勃発、組は壊滅状態に。あれから2年、増岡組は矢嶋組と志波崎組を潰しにかかるが…。
多くの人々が密かに憧れる義理人情の世界!演劇ファン垂涎の豪華キャストで贈る、裏社会でしか生きて行けない、切なく・愛しい奴らの『シダの群れ 純情巡礼編』!

公演期間
2012/5/4(金・祝) ~ 2012/5/27(日)

会場
シアターコクーン (東京都)

[劇作・脚本・演出]岩松了 [演奏]村治佳織(g) [出演]堤真一 / 松雪泰子 / 小池徹平 / 荒川良々 / 倉科カナ / 風間杜夫 / 他

先行抽選受付中です!
icon 「シダの群れ 純情巡礼編」のチケット
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